プラットホームのスクリーンドアは、線路とホームを仕切って、列車のドアと連動しています。乗客が誤って線路に落ちたり、自殺防止や事故の憂慮を根本的に防ぐことができる安全設備です。
スクリーンドアは、総合制御盤を中心に各種制御盤と操作盤の制御通信コマンドで稼働します。総合制御盤はシステム全体を監視し、各制御盤に開閉コマンドを出して、スクリーンドアの状態を確認します。
スクリーンドアの開閉は、列車停車後、列車内部の車上制御装置から無線で開/閉コマンドを地上制御装置に伝送することで動作します。総合制御盤は、地上制御装置からのコマンドを各制御盤に伝え、開閉完了時に全体のスクリーンドアの開/閉状態を車上装置に知らせます。
完全組立形態のモジュール方式でスクリーンドアを設置しています。基本的なモジュールは、次のようにドアが左右に開閉するスライドドアと非常用ドアからなります。
スクリーンドアには、挟み込み事故防止のために、様々な装置やセンサーがついています。障害物検知装置は光で障害物を感知し、スクリーンドアが物体に触れる前に自動的に開くようになっています。駆動モーターに内蔵されたドア挟み込み防止センサーは、ドアの間に物体が挟まると、モーター内に増加する負荷電流を通して感知します。
スクリーンドアが自動的に開/閉しない場合に備えて、現場で手動操作できるようプラットホーム、駅務室、線路内に操作盤が設置されています。各現場の操作盤は総合制御盤と接続されています。
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駅数 | 設置完了 | |
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計 | 114 駅 | 114 駅 |
1号線 | 40 駅 | 40 駅 |
2号線 | 43 駅 | 43 駅 |
3号線 | 17 駅 | 17 駅 |
4号線 | 14 駅 | 14 駅 |